インターネット接続業のインターネット・イニシアチブ(IIJ)が12日発表した2009年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比4.9%減の483億円、最終利益が同3.2倍の11億円で、減収増益だった。10年3月期の業績予想でも売上高は減収となる見通しで、1992年の創業以来、18年目で初めて前期を下回る。 ネット接続事業は順調に推移したが、景気悪化で企業の設備投資が冷え込み、ネット関連のシステム構築の保守・運営・管理を請け負うSI(システムインテグレーション)事業が、不審だった。 ただ、コスト削減や、不採算を見込む新規受注案件の取りやめなどで、最終利益は大幅増益だった。 2010年3月期の業績予想は、売上高を当初計画の730億円から680億円に下方修正した。 IIJは日本企業で初めてネット接続の商用サービスを始めた老舗。鳩山首相の肝いりで、1月18日に開設された、国民の声をネット経由です