勤務先の配送センターで従業員の女性を包丁で刺して殺害したなどの罪に問われている男に対し、大阪高裁は控訴を棄却しました。 【写真を見る】ヤマト運輸従業員女性ら殺傷事件…送検時に男『ほほ笑み』『ピースサイン』 神戸市北区の無職・筧真一被告(48)は、おととし10月、勤務先だったヤマト運輸の配送センターで従業員の廣野真由美さん(当時47)を包丁で刺して殺害し、別の男性従業員を刺して左手に大けがを負わせたなどの罪に問われています。 1審の神戸地裁は筧被告の犯行動機を廣野さんへの恋愛感情や男性従業員への不満などから「2人が結託して被告を退職に追い込んだと思い込んだ」などとして、懲役27年を言い渡し、筧被告側が控訴していました。 9月14日の判決で大阪高裁は「被害者らが結託してやめさせるよう仕向けたとする思い込みには全く根拠がなく、そのいきさつに酌むべき点はない」などとして1審判決を支持し控訴を棄却し