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ブックマーク / blog.livedoor.jp/xcrex (3)

  • 四重鎖DNAの発見:科学ニュースの森

    2013年01月22日 四重鎖DNAの発見 背景: 生物学を勉強すると、DNAの基的な構造として必ず二重螺旋構造を習う。しかしDNAには他にもいくつかの形態が存在し、時と場合に応じてその構造を変化させている。 要約: 生物学においてDNAの二重螺旋以上に象徴的な構造は存在しない。しかし実験室内では、グアニン(G)を多く含んだDNAを使うことで、四角形に 近い構造を簡単に作成することができる。この四重鎖構造は、グアニンを多く含んだDNA鎖上の4つのグアニンが、お互いに水素結合で引きつけあうことで形成される。そしてこの構造は、生物の細胞内でも見られるはずだと考えられていた。 この度、イギリスはケンブリッジ大学のShankar Balasubramanian博士率いる研究チームによって、DNAの四重鎖構造がヒトの細胞内で存在するという強力な証拠や、その構造が重要な生物学的機能を持っている可能性

    t_thor
    t_thor 2013/01/23
  • 小記事:衛生仮説は正しいか:科学ニュースの森

    2012年10月04日 小記事:衛生仮説は正しいか 現代人は昔の人々に比べてアレルギーや免疫疾患にかかりやすいことが知られている。その原因として、生活環境の過度の減菌によって、発達段階にある子供が十分な量の病原菌に触れなくなったことで、免疫系の発達が妨げられているという衛生仮説が唱えられている。 そこでこの度、家庭衛生に関する国際科学フォーラム(International Scientific Forum on Home Hygiene)のレポートで、衛生仮説が唱えられてから20年以上の様々な研究の精査から、免疫疾患の増加は過度の減菌が原因ではなく、触れる微生物の種類が変わってしまったことで起こっていると結論付けられた。 かつて感染症は人類の脅威であったが、殺菌方法の発達や抗生物質の発見により、微生物の組成は大きく変わった。しかし綺麗にみえる都市部であっても、実際には細菌、ウイルス、カビな

    t_thor
    t_thor 2012/10/05
  • アブラムシの光合成:科学ニュースの森

    2012年08月19日 アブラムシの光合成 背景: 光合成は太陽の光エネルギーを利用して代謝に必要な化学エネルギーを合成する、植物や藻類が主に持っている機能である。光合成を行う動物はこれまで発見されていないが、植物の光合成に利用される色素を持つ動物は発見されている。 要約: アブラムシはとても奇妙な生物学的特徴を持っている。妊娠した状態で産まれてくるメスや、口がないために繁殖行動の直後に死んでしまうオスなどがいる。このような特徴に加えて、フランスはソフィア・アンティポリスにあるソフィア・アグロバイオテック研究所のAlain Robichon博士らによって、アブラムシが光合成によってエネルギーを得ている可能性が示された。 アブラムシは他の動物と違いカロテノイドと呼ばれる色素を合成する能力を有している。多くの動物は、健康な免疫系を保ったり特定のビタミンを生成したりといった様々な機能に、この色素

    t_thor
    t_thor 2012/08/20
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