「 浅野三がく寺 」について 忠臣蔵、赤穂浪士、吉良邸討ち入り で有名な播州赤穂・浅野家にゆかりの深い「 泉岳寺・花岳寺・久学寺 」の三寺をいうようです。 東京にある 泉岳寺 は忠臣蔵のドラマにもよく出てきますし、花岳寺 ①はそれこそ地元・赤穂城の側にある菩提寺です。 同じ兵庫県内とはいえ、遠く離れた加西市の山里にある 久学寺 ②が、なぜ、「 浅野三がく寺 」の一つに数えられるのでしょうか。 それは、ここが播州赤穂藩の飛地のひとつだったからです。 播州赤穂藩の初代藩主が、加西の飛地を見聞する時にここ 久学寺 に宿泊されたとか。その際に、住職に深く帰依されて、浅野家の菩提寺となったのだそうです。 浅野家について 浅野家 は、尾張国の出で、浅野長政 は豊臣家の五奉行のひとりとなります。 関ヶ原の戦いで東軍に付いた 浅野家 は、長男の 幸長 が紀伊和歌山に37万石、隠居していた 長政 は常陸真壁