現行型ホンダ シビックタイプRのフロントまわりには多数のエアダクトが設けられている。これでも先代モデルに比べるとダクトの面積は減っているのだが クルマのボディに設けられている穴は「ダクト」や「エアダクト」などと呼ばれている。目的が明確になっているものは「インテークダクト」「エアインレット」「エアアウトレット」とも呼称される。「イン」がつくものが空気を取り入れるための穴で、「アウト」は排気用だ。 ちなみに「ダクト」は「導管」や「排水管」などを意味する言葉で、「エアダクト」は「空気の通り道」になる。 なぜ空気を取り入れるのかというと、それはクルマの各部を冷やすため。クルマにはエンジンや補機類、ブレーキなどの発熱する機関が多く、ハイブリッド車やEV(電気自動車)に使われるバッテリーも発熱源になる。 これらの熱源に空気を当てて冷やすことにより、過度の発熱による効率の低下や破損のリスクを下げるのがボ