[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、原油価格の急落で打撃を受ける国内石油業界を支援するため、サウジアラビアからの原油輸入の停止を検討すると明らかにした。 【写真】トランプ米大統領、戦略石油備蓄積み増す意向再表明 大統領は記者会見で、一部の共和党議員から大統領の権限で原油輸入を停止するよう求める声が上がっていることについて質問され「検討する」と答えた。 輸入停止の提案は、会見直前に聞いたばかりだとした上で「原油が十分にあるのは確かなので、(輸入停止を)検討する」と述べた。 米WTI原油先物の期近5月物は、20日の米国時間取引で、史上初めてマイナス圏に陥り、1バレル=マイナス37.63ドルで取引を終えた。 価格の急落を受け、米石油業界では経営破綻のリスクも浮上している。 トランプ大統領は、原油価格の急落は短期的なものであり「資金不足」に由来するとの見方を示した。 一