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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (11)

  • フィフス・エレメント(その人に影響を与え、価値観を構成する要素となった5つの表現) - 2010-10-18 - 空中キャンプ

    いぜん友だちと飲んでいたとき、〈フィフス・エレメント〉について教えてもらった。これは金髪のブルース・ウィリスが登場するリュック・ベッソンの映画タイトルではなくて、「その人に影響を与え、価値観を構成する要素となった5つの表現」を挙げていくという遊びである。誰しもそれぞれの〈フィフス・エレメント〉があり、5つの要素から見えてくるその人があっておもしろいとおもった。これを提唱したのは大根仁さんだそうで、スチャダラパーのBOSEさんはそれに答えて、みずからのフィフス・エレメントをこう答えていた。 『うる星やつら ビューティフルドリーマー』 植木等の無責任シリーズ 『ファンタジア』(ディズニー) 藤子・F・不二雄 短編集 『マトリックス』(Part1) なるほどとおもう。特に『マトリックス』ってとてもいいですね。わたしも『マトリックス』はすごく好きだけれど、〈フィフス・エレメント〉に入れるほどだとは

  • 『マニフェスト』/ライムスター - 空中キャンプ

  • 2009年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡です。ついに今年もあと数日というところまでやってきました。みなさんにおかれましては、どんな一年だったでしょうか。むろん、悔いのない一年が望ましいのですが、マヤ文明によれば、2012年で世界は破滅するとのことですので、どれほどあがいても、われわれが生きていけるのはあと3年。どうせみんなそろって滅亡することはすっかり確定しているわけですから、それまでのあいだは、歌舞伎揚げをべたり、横断歩道の白いところだけをぴょんぴょん飛んで渡ったりしながらすごすことにしましょう。 さて、先日みなさんに参加をおねがいした、「2009年の映画をふりかえる」の結果がでました。なかなか興味ぶかいランキングになりましたよ。その結果をここにお伝えしていきたいとおもいます。このような質問に答えていだたくアンケートでした。 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 20

    2009年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
  • 『生きる技術は名作に学べ』/伊藤聡 - 空中キャンプ

    こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡ともうします。2004年1月にこのブログをスタートさせていらい6年、とてもうれしいことに、まとまったかたちで文章を発表する機会をいただきました。来年の1月19日(予定)に、ソフトバンク新書から、わたしの初めての著書、『生きる技術は名作に学べ』が発売になります。 出版のきっかけは、ソフトバンク クリエイティブのメールマガジン「週刊ビジスタニュース」に何度か寄稿したことでした。そこでつながりのできたソフトバンクの上林編集者から、今回の話をいただき、企画について打ちあわせを重ねながら、過去の世界の名作を自由に読み解くというこのの執筆がスタートしました。十冊の海外小説を取り上げ、いっけん古めかしく見えるそれらの名作から、生きる技術を発見していこうという趣旨です。 『赤と黒』を書いたのはスタンダールだと知っていても、じっさいに『赤と黒』を読んだこ

  • 『のはなしに』/伊集院光 - 空中キャンプ

  • 人になんかしたい - 空中キャンプ

    「Kちゃん仕事やめたらしいですよ」と、友だちから教えてもらったのは九月の後半だった。ここしばらく連絡していなかったので、仕事をやめたのは知らなかった。Kちゃんの職場はとても厳しくて、同期はひとりも残っていなかった。調理の仕事で朝が早いからしんどいといっていた。彼女はまじめな子で、専門学校をでてから入社して、四年くらい働いていたとおもう。 「いまはどうしてるの」とわたしが訊くと、「八月いっぱいでやめて、それからずっと探してるっていってました、あたらしい仕事」と友だちはいった。まだ決まっていないみたいだった。職探しはたいへんなことばかりだ。わたし自身、何度か経験があるが、暗い記憶しかない。Kちゃんのことを聞いて、明日すぐに電話しなきゃとおもったけれど、なにを話せばいいのかわからなくて、三日ぐらい時間があいてしまった。 Kちゃんと電話で話してみると、数日前に、つなぎのアルバイトを決めたところだっ

    人になんかしたい - 空中キャンプ
  • TBSラジオ「文化系トークラジオLife」の収録に参加しました! - 空中キャンプ

    七月某日 TBSラジオの人気番組「文化系トークラジオLife」プロデューサー、黒幕はせがわ氏よりメール。ポッドキャストで村上春樹『1Q84』について語る座談会形式の収録をするので参加しませんか、との連絡。うれしくて数秒失神。いつもたのしく聴いているLifeの収録に自分が参加できるなんて…。すぐに返信し、参加意志を表明。 七月某日 仕事をしつつポッドキャストの準備。それにしても『1Q84』について語るというのはきわめてハードルが高い。とうぜん、すでに読了はしていたのだが、まずはしっかり再読、ということで、あらためてテキストを検証しなおす。気になったところに付箋を貼り、メモを取っていく。やっぱりこれはいい小説だ、としみじみおもう。二回目でおもいがけず発見することもある。牛河はいいキャラだ。 七月某日 収録日が近づくにつれて、ちゃんと話せるかどうか不安になってくる。なにしろ人前で話したことなどい

    TBSラジオ「文化系トークラジオLife」の収録に参加しました! - 空中キャンプ
  • 2009-05-17 - 空中キャンプ ■大田区からサンテック・シティへ

    5月10日 わたしはこの日、大田区でおこなわれた文学フリマという催しものに参加しました。ミニコミ、同人誌販売のイベントである。生まれて初めて自分でを作り、それを売ろうというのだ。数ヶ月前から原稿を書きため、せっせと小説を書いてきた。書いては直し、また書いては消し、をくりかえしてようやく完成させました。誰も買ってくれなかったらどうしよう、という不安を胸に、会場へと向かう。最寄りである蒲田駅を降りると、それらしき人たち(なぜかわかる、同士の匂い…)が向かう人の流れがある。地図もろくに確認せずに、その流れに身をまかせて数分ほど歩くと… ここだ! 今日ここでわたしはがんばってを売るのだ。まずは入口で受け付け、そして設営をおこなう。印刷会社から会場へ、は直接届いており、わたしもここで初めて実物を手に取り、そのできあがりを見る。表紙を担当してくれたフキン君のがんばりもあって、とてもキュートなしあ

    2009-05-17 - 空中キャンプ ■大田区からサンテック・シティへ
    taishow
    taishow 2009/05/17
    楽しさがすげー伝わってくるエントリ 参考にしたい
  • たのしかった読書 〇八年 - 空中キャンプ

    今年になって読んだの中で、とくに印象的だったものをまとめました。それほど系統だてて読んでいるわけではないのですが、気がつくと米小説ばかりになってしまいました。どれもよく読まれているですが、とてもおもしろかったので、未読の方は手にとってみてもいいかとおもいます。 『われらが歌う時』/リチャード・パワーズ わたしの〇八年ベスト小説は、パワーズの “The Time of Our Singing” でした。パワーズじたい、今年になって初めて読んだのですが(『舞踏会へ向かう三人の農夫』)、どちらもとてもすばらしく、こんなにすごい小説家がいたのかと興奮しました。歴史のうねりをテキストに刻みつける、そのパワフルな躍動感がほんとうにすばらしい。上下巻で七千円近くする価格や、読了に十数時間かかる長編という敷居の高さを差し引いても、アメリカという国をより理解できるすごい小説だとおもいます。迫力のある小説

    たのしかった読書 〇八年 - 空中キャンプ
  • 2008-10-05 - 空中キャンプ

    二週間ほど前になりますが、伊集院光のラジオで、彼が、映画『隠し砦の三悪人』を見たという話をしていた。今、BSで黒澤作品を再放送をしているらしく、たまたま見たということなのだが、「これが不動のおもしろさ」「めちゃくちゃおもしろい!」と絶賛しており、興味が湧いたわたしも、同作品*1をあらためて見直してみました。そこで感じたのはなにより、太平と又七というふたりの登場人物、その役割設定のうまさでした。 ちょう有名な映画で、批評もたくさんあるし、今さら、過去にさんざん出尽くしたようなことを書くのは恥ずかしいのですが、見ていたら「なるほどそうか」と唸ってしまうような演出、技法がたくさんあって、いつものクセで、手帳にメモを取りながら見ているうちに、それを発表したい気持ちが抑えきれなくなりましたので、恥をしのんで書きます。よく知られている映画でも、見る機会って意外にないとおもいますので、未見の方も、すでに

    2008-10-05 - 空中キャンプ
  • 「のはなし」/伊集院光 - 空中キャンプ

    伊集院光のエッセイ80をまとめた新刊。いやー、これはおもしろい。声だして笑ったなー。職のモノ書きでも、ここまで笑える文章を書ける人はなかなかいないのではないだろうか。太田光もラジオで絶賛していましたが、たしかにこれはいい。渋谷パルコではさっそく平積みで売っていて、わたしはパルコでこのを買ったけど、あのおしゃれな空間は伊集院というキャラクターにまったくそぐわなくて実によかった。気がつくと、なんだかあっという間に読了してしまった。 このエッセイは、携帯電話会社がメールマガジンとして配信していた素材をまとめている。「週三回の配信、一度につき400字以上」というのが、連載の条件だったという。考えてみると、これはかなりしんどい。伊集院は、この連載を750回ほど続け、その中の80をよりすぐって一冊のにした。すごいよね、週三回のペースで750回続けるというのは(月に13回と仮定して、58ヶ月=

    taishow
    taishow 2007/11/02
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