ここで問題になるのは、再起動に時間がかかる、作業が分断されるといったことよりも、再起動することによって現在開いているフォルダやアプリケーションの種類、およびデスクトップ上での配置が失われてしまうことではないだろうか。特に多数のアプリケーションやファイルを同時に開いて作業を行う人であればあるほど、これは大きな問題になり得る。ふだん再起動をほとんどせず、スタンバイや休止状態を多用するユーザーであればなおさらだろう。 こうした場合は、2つの方法を組み合わせることで、再起動後もほぼ同じデスクトップの状態を維持できる。まずフォルダだが、これはフォルダオプションの「ログオン時に以前のフォルダウィンドウを表示する」にチェックを入れておく。これによって、再起動後も同じフォルダがデスクトップ上に表示できる。複数のフォルダを同時に開いていても、すべてきちんと再表示してくれるのだ。