5月11 坂井豊貴『多数決を疑う』(岩波新書) 9点 カテゴリ:政治・経済9点 サブタイトルは「社会的選択理論とは何か」。単純な多数決の問題点を指摘し、その代替案、さらには多数決に依拠している現在の政治のこれからのあり方を問う非常に面白い本になっています。 個人的にこの本が素晴らしいと思った理由は2つあって、それは(1)社会的選択理論を初歩から丁寧かつ明晰に説明している点、(2)明晰であるがゆえに著者との根源的な政治観や人間観の違いが明らかになって政治に対する認識がより深まった点、の2点です。 まずは(1)の部分から。 社会的選択理論の入門書というと、佐伯胖の『「きめ方」の論理』あたりが有名だと思いますが(佐伯胖の本では「社会的決定理論」となっている)、さすがにもう35年も前の本ですし、何よりも300ページ近い、それなりに専門的な本です。 また、社会的選択理論に触れた本の中には、いきなり「
注目浴びる温泉発電所 日本は火山国だ。ということは地熱資源が豊富な国である。実際、火山の数では米国(160)、インドネシア(146)、日本(119)の順で世界第3位、地熱の資源量も第3位だ。ところが、地熱発電量では世界8位に沈んでしまう。しかも、日本の地熱発電量は1997年をピークに減少し、発電の認可出力は横ばいが続いて、この間は「眠っていた」と言われている(下図)。同じ時期にインドネシアやフィリピン、アイスランドなどがどんどん地熱発電所を増やしてきたのとは対照的だ。 (C)朝日新聞社 ここへきてようやく、温泉地での小規模な「温泉発電所」が増え始めた。福島原発事故が、地熱発電の眠りを覚まさせたのである。だが、目は覚ましたものの、まだ布団の中でぐずぐずしている状態と言っていい。なぜなのか、日本にある豊かな資源がなぜ利用されないのか。福島原発事故後、ずっと気になっていたことを考えてみる。 日本
イカ型ロボットが木星の衛星・エウロパの海を探索する──こんな構想を米航空宇宙局(NASA)が採択した。先端的な技術開発を通じ、SFの世界を現実にするのが狙いという。 NASAが研究機関などから「革新的な構想」(NIAC:NASA Innovative Advanced Concepts)を公募し、今年度は15計画を採択した。 イカ型ロボットは米コーネル大学が提案。異星の海中など、太陽光の届かない場所で長時間の探査を行うには電源問題を解決する必要がある。イカ型ロボットは伸縮可能な材質でできている。その触手部分でわずかな磁場の変化を利用し、水を水素と酸素に電気分解し、気体が満ちることで探査機の形が変わり、推進できるという。 先端部にはエレクトロルミネセンス(EL)による照明機構もあり、まるで生物発光のようだ。研究者は「生物をヒントにした技術がローバーを飛躍的に改善する」としている。 このほか、
www.asahi.com おれの断りもなしに湘南モノレールが売却されるという。……と書いたところで、おれは大人の世界や大規模な企業の話のことなどてんでわからぬので、この売却がどういう意図のもとで決定され、今後湘南モノレールがどうなるのかについてさっぱりわからない。ただ、おれの湘南モノレールがおれの断りなしに誰かから誰かに売却されてしまうというのである。 おれの湘南モノレール。といっても、おれはもう横浜市中区の住人であって、一番よく使う交通機関はJR京浜東北線、次に横浜市バスという人間になってしまった。けれど、だ。おれは物心ついたときから湘南モノレール片瀬山駅徒歩2分、走って1分の家に住み、小学5年生から大船の日能研にモノレールで通いはじめると、中学高校の6年間も一貫して大船までモノレールを使い、2年で辞めた大学も大船までモノレールを使い、ニートになって大井競馬や川崎競馬に通うのも大船まで
「卓越した記憶力は才能ではなく、テクニック次第で高めることができます」そう語るのは、世界記憶力選手権で第2位という成績をおさめたイドリズ・ゾガイさん。 彼は「Ted Talks」で、古代ギリシャから存在している暗記術を紹介しています。覚えてもすぐに忘れてしまう…、とお悩みの方に。悩みを解決するヒントが彼のスピーチにはありました。その内容を簡単にまとめると、 1.記憶力は生まれつきの能力ではなく、テクニック次第で誰でも暗記名人になれる。 2.多くのことを覚えるためには、脳を喜ばせることが必要。おもしろくて鮮明なストーリーを作り、脳にインパクトを与えることで覚えやすくなる。 3.正しい学び方でトレーニングを続ければ、可能性は無限大になる。 記憶力は生まれつきの能力じゃない 大事なのはテクニック 私の特技は、たくさんのことをすぐに覚えられることです。人には「超能力者みたい」「天才」と言われます
何の数字か、お分かりだろうか。 2050年における現役世代と老後世代の人口比だ。現在の日本では現役世代2.4人で老人1人を養っている。しかし、2050年にはこれが半分になり、現役1.2人で老人1人を支えることになる[1]。私たちの子供世代は高額の社会保険料と重税に苦しめられ、優秀な人から順番に海外に脱出するだろう。国民皆保険は、たぶん崩壊する。年金は、おそらく有名無実のものになる。 alfalfalfa.com こちらのまとめサイトには、虐待の横行した介護施設の様子が書き込まれている。床ずれは放置され、鼻のチューブは死ぬまで交換されず、排泄したおむつを取り換えようとしたら、「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣かれたという。おむつ交換のたびに日常的に暴力が振るわれていたのは明らかだ。 2050年には、これがありふれた光景になるだろう。現役世代が半分になれば、当然、老人の生活水準も半分になる。
青年団+東京藝術大学+大阪大学ロボット演劇プロジェクト 文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」たじまアートキャラバン アンドロイド演劇『さようなら』 作・演出:平田オリザ テクニカルアドバイザー:石黒 浩(大阪大学&ATR石黒浩特別研究所) 会場:江原河畔劇場 青年団+東京藝術大学+大阪大学ロボット演劇プロジェクト アンドロイド演劇 『さようなら』&平田オリザと石黒 浩の対談 作・演出:平田オリザ テクニカルアドバイザー:石黒 浩(大阪大学&ATR石黒浩特別研究所) 会場:豊田市民文化会館 小ホール 浜通り舞台芸術祭2020 プレ企画 青年団+東京藝術大学+大阪大学ロボット演劇プロジェクト アンドロイド演劇『さようなら』 作・演出:平田オリザ テクニカルアドバイザー:石黒 浩(大阪大学&ATR石黒浩特別研究所) 青年団+東京藝術大学+大
作ることによる理解 対象を観察・分析し、記述するという科学的方法は、何かを理解する唯一のやり方ではない。この分析的・記述的方法と相補的なものが「構成論的手法」、簡単に言うならば、システムを作って動かすことにより理解しようという方法である。 フォン・ノイマンは「機械は自己複製可能か」という問いに対し、実際に自己複製するセル・オートマトン▼1を構成することにより「可能である」と答える、構成的証明を行った(von Neumann, 1966)(*34-1)。彼はこの時、自己を複製するためには自己を観測する必要があるという「自己言及」の問題に行き当たった。そして、観測に対して安定な設計図情報(自己の記述)と、設計図を読み取る部分・万能組み立て機械(自己)を分離するという解を与えた[★34-1]。これはDNA分子が発見されるよりも前のことである。すなわち、ただ「可能である」ことを示しただけではなく、
擬人性の高いロボットを観察する人間を被験者とした感情的反応のグラフ ロボットの擬人性、本項で述べられる森政弘の結果に対して決定される。「不気味の谷」は“人間に近く見える”人に似せた像に対する人間の感情的反応が否定的になっている部分である。 不気味の谷現象(ぶきみのたにげんしょう)とは、美学・芸術・心理学・生態学・ロボット工学その他多くの分野で主張される、美と心と創作に関わる心理現象である。外見的写実に主眼を置いて描写された人間の像(立体像、平面像、電影の像などで、動作も対象とする)を、実際の人間(ヒト)が目にするときに、写実の精度が高まっていく先のかなり高度なある一点において、好感とは逆の違和感・恐怖感・嫌悪感・薄気味悪さ (uncanny) といった負の要素が観察者の感情に強く唐突に現れるというもので、共感度の理論上の放物線が断崖のように急降下する一点を谷に喩えて不気味の谷 (uncan
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自動運転車で失業するのは運転手だけ、と思うのは甘い2015.05.12 19:0010,887 satomi 車が完全自動運転になる未来を考える上で一番心しておかなければならないこと、それは車がおそらく自分の車ではなくなるということです。 自走車の究極の役割りを突き詰めて考えた人はほぼみな、おなじ結論に達しています。未来の車は共有資源になるというんですね。少なくとも人口が密集する都市部では。 グーグルはそもそもの最初からこの未来図を思い描き、その実現に向け動いてました。共同創業者セルゲイ・ブリンはザ・ニューヨーカーのBurkhard Bilger記者にこう語っています。「外を見てごらん。駐車場をぐるっと歩いて、何車線もある道路を見るにつけ、今のこの輸送インフラの支配力には圧倒されるよ。土地にも大きな負担をかけている」 そんなグーグルが潰そうとしているのは、「所有者が運転者」という今のモデル
制限だらけのセキュリティは事業経営を阻害する? ウイルスやスパムの排除、メールセキュリティ、不正アクセスの防止に情報漏えい対策――。ITに絡むセキュリティ対策は、やるべきことがひたすらに多い。しかも、最近は関連する法規制が次々と制定されており、コンプライアンス対応も必須課題となった。これでは、膨れ上がるITセキュリティ課題を足かせととらえ、事業拡大の「阻害要因」と疎む経営者がいても仕方がない。 4月23日に東京都内で開催されたRSAセキュリティの年次カンファレンス「RSA Conference 2008」の基調講演で、米EMC副社長のアーサー・コビエロ氏は、80%以上のITエグゼクティブがITセキュリティの課題から事業改革の機会を見送っているというIDCの調査結果を紹介した。クリックするだけで個人情報が危険にさらされる現在、企業はリスク軽減に必死になるあまり、過剰なまでの防御策を取っている
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