山口県岩国市と和木町で路線バスを運行する「いわくにバス」(上田純史社長)は28日、来年3月31日で全29路線のうち7路線の一部区間(計17・8キロ)を廃止すると発表した。廃止に伴い計49か所のバス停を撤去することになるという。別の2路線の一部区間(計2・5キロ)も無期限で休止する。 同社は27日に、中国運輸局山口運輸支局に路線の廃止、休止を届け出た。廃止するのは、岩国駅―岩国医療センター線の一部の「旭町―楠供用会館」間(3・5キロ)など。利用者が1日10人未満の日が多く、昨年4月から運賃を2割程度値上げしたが、採算が見込めないと判断したという。 廃止、休止の路線の詳細は、同社のホームページ(http://www.iwakuni-bus.com/)に掲載している。