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  • 【今週はこれを読め! SF編】悠久の叙事詩〜オラフ・ステープルドン『最後にして最初の人類』 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    第二次大戦前におけるSFの最重要作家を数えるなら、H・G・ウエルズの次にステープルドンの名をあげなければならない。世代的にはウエルズが1866年生まれ、ステープルドンが1886年生まれで、二十歳の開きがある。ともにイギリスの作家であり、アメリカで隆盛するジャンルSFとは無縁の地点で創作をおこなった。彼らが残したのは想像力と哲学の文学である。 『最後にして最初の人類』は1930年に発表された長篇。遠未来の人間(最後の人類)が現代へ思念を送り、それを霊感と感じた筆者(最初の人類)がこの作品を書きとめているという体裁で、二十億年にもおよぶ人類の未来史が語られる。種としての人類が繁栄と没落を繰り返しながら、幾段階もの変貌(生物学レベルでの)を経ていくのだ。地球ではじまった歴史はやがて金星や海王星へと場を移し、人類存続の僅かな可能性を太陽系外へと託すところで幕を閉じる。 固有名詞を持った登場人物はほ

    【今週はこれを読め! SF編】悠久の叙事詩〜オラフ・ステープルドン『最後にして最初の人類』 - 牧眞司|WEB本の雑誌
    takanami
    takanami 2024/07/03
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