ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (3)

  • 出ました『フロム・ヘル』 - 漫棚通信ブログ版

    わたしが『フロム・ヘル』英語版を買ったのは、ジョニー・デップ主演の映画『フロム・ヘル』が公開間近だったころ。シンガポールの紀伊國屋に原作となるぶ厚いグラフィック・ノベルが平積みになってました。アメリカじゃなくてイギリスから輸入されたで、シンガポールへの英語はイギリス経由なんだー、やっぱ旧宗主国だからかしら、なんて思いながら手に取りました。 (左が現在発売されてるアメリカ版、右がイギリス版。内容は同じですがお値段が違います) ただし原作者アラン・ムーアの複雑な構成は、わたしのつたない英語力ではなかなか手におえるようなものではありません。英語そのものも難解なうえに、文章は大量。アラン・ムーア作品は、絵だけ見ててもストーリーがわかる、というようなものでもないし。当時は読んだというより、ながめただけでした。 わたし、アラン・ムーア作品で邦訳が出る以前に原書を読みきったものといえば、セリフが少

    出ました『フロム・ヘル』 - 漫棚通信ブログ版
  • ストーリーとプロットの違い - 漫棚通信ブログ版

    ストーリー、そしてプロットという言葉はよく聞きますし、わたしも使ってるのですが、このふたつの違いは何か。みなさんは、ぱっと答えられるでしょうか。 実はこれについてわたしが意識したのは、野田昌宏『スペース・オペラの書き方』(1988年早川書房)を読んだときでした。このではストーリーとプロットの違いについて、SF作家、今日泊亜蘭が自作を語る形で、このように述べられています。 そりゃそうだよ、お前、いいかね、『光の塔』で言ゃぁ……だ。 未来の連中が、自分たちの悲惨な現状をなんとかしようと、原子力を乱用してその原因を作った過去の歴史を改変しようと狙って未来から攻め込んできやがって……と、 これが『光の塔』のプロットよ。 それに対して、な。 まず、の冒頭で主人公が木星から帰ってくる宇宙船のなかから窓外に奇妙な飛び火を見る。 そして地球に帰って来てから渋谷で原因不明の絶電現象に出会わす。 それから

    ストーリーとプロットの違い - 漫棚通信ブログ版
  • ムシは怖いよ『エンブリヲ』 - 漫棚通信ブログ版

    わたしが子どものころ、けっこう大きなクモが道をよたよた歩いておりまして、子どもは残酷ですな、何を考えたか、わたし、これを運動を履いた足で踏んづけた。 すると、クツの下から、大量の子グモがぞわわわーと四方八方にわいて出まして、クモの子を散らすとはこのことか、一瞬でわたしの顔は青くなり、ぎゃっと叫んで逃げ出しました。ありゃいったいどういう種類のクモだったんでしょ。 このようにムシはコワイものでありますが、これを愛するひとがいる。「虫愛ずる姫君」をネタにした作品といえばまずはナウシカですが、これもそう。 ●小川幸辰『エンブリヲ』全三巻(2008年エンターブレイン、各640円+税、amazon、bk1) 10年前に「アフタヌーン」に連載されたものの復刊。エンターブレインはいい復刊をしてくれました。 ムシの出てくるホラーです。このムシというのが、イモムシそっくりのくせに、尖った触手を持ってるわ、シ

    ムシは怖いよ『エンブリヲ』 - 漫棚通信ブログ版
    takanorikido
    takanorikido 2008/03/22
    怪作でした。どう考えても歴史には残らなさそうだけど。
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