男性3人への殺人や逮捕監禁致死などの罪に問われた無職、上村隆被告(52)の裁判員裁判の論告求刑公判が7日、神戸地裁姫路支部(藤原美弥子裁判長)で開かれた。検察側は主犯格で韓国籍の無職、陳春根被告(47)=1審無期懲役、控訴=からの報酬を目当てにした犯行とした上で、「凶悪かつ卑劣な犯行」などと死刑を求刑した。判決は3月15日。 検察側は論告で「肉体的にも精神的にも屈服させ、3人の命を奪った。人間の尊厳を踏みにじる冷酷で悪質な犯行」と指弾した。 起訴状によると、上村被告は陳被告らと共謀し平成22~23年、元作業員の下山誠也さん=当時(37)=と元会社社長、前田巌さん=同(50)=を殺害。元暴力団員の厳大光さん=同(57)=を監禁し死なせたなどとされる。
鹿児島県日置市の民家で男女5人が殺害された事件で、県警は28日、住人の祖母と父に対する殺人と死体遺棄の疑いで無職、岩倉知広容疑者(38)を再逮捕した。 再逮捕容疑は、3月31日~4月6日、祖母、久子さん(89)と、同居の父、正知さん(68)の首を絞めるなどして殺害、約400メートル離れた山林空き地に遺体を遺棄した疑い。 捜査関係者らによると、知広容疑者は久子さんが所有する近くのアパートに住み、事件当時はテレビを見るため久子さん宅を訪れていたとみられる。日頃から生活態度を注意する祖母に不満を募らせていたといい、詳しい経緯を調べる。 事件は6日午後、久子さん宅で親族の孝子さん(69)と、その姉の坂口訓子さん(72)、近所に住む後藤広幸さん(47)の計3人が倒れているのを警察官が見つけ発覚。3人はいずれも、久子さんらの安否確認に来て襲われたとみられる。 県警は7日、後藤さんへの殺人容疑で知広容疑
鹿児島県日置市の民家で男女3人が殺害された事件で、鹿児島県警は8日、民家から約400メートル離れた空き地で性別不明の2遺体を発見した。連絡が取れていない民家の住人、岩倉久子さん(89)と次男(68)の可能性があるとみて、身元を調べる。殺人容疑で逮捕された久子さんの孫の岩倉知広容疑者(38)は、2人の殺害についてもほのめかしているという。不明の次男は知広容疑者の父親。 ■殺害3人、不明2人… 県警は8日午後、殺人容疑で送検。2人に対する殺害についても調べる。遺体は知広容疑者の供述に基づき捜索し、発見された。 8日は久子さんの長男の妻ら、殺害された女性2人の司法解剖を進め、死因の特定を急ぐ。今後は事件前後の足取りを確認するとともに、自宅などを家宅捜索する方針だ。取り調べには素直に応じているという。
京都市伏見区の路上で昨年9月、同区桃山町中島町、理髪業渡邊直樹さん(46)が刺殺された事件で、京都府警捜査本部(伏見署)は11日、強盗殺人などの疑いで、住所不定、倉本嘉太郎容疑者(38)と京都市伏見区下鳥羽南円面田町、無職房安努容疑者(38)を新たに逮捕した。 府警によると、2人は渡邊さんの知人で、金銭トラブルがあったという。府警は倉本容疑者が主犯格とみて事件の全容解明を進める。 逮捕容疑は、土木作業員の男(33)ら2人=殺人罪などで起訴=と共謀し、昨年9月28日午前0時すぎ、伏見区桃山町日向の路上で、渡邊さんを刃物で刺して殺害し、渡邊さんからそれぞれ借りていた数千万円の返済を免れるなどした疑い。府警は、2人の認否を明らかにしていない。 府警は1~2月、強盗殺人などの疑いで、土木作業員の男ら4人を逮捕した。うち2人が殺人罪などで起訴され、残り2人は処分保留で釈放された。捜査を続ける中、渡邊
「自白したほうが有利やで」 京都で昨年9月に発生した強盗殺人事件の容疑者として逮捕されていた房安努氏(38)が、5月2日、起訴されることなく処分保留で釈放された。 「まったく身に覚えのない事件。その前に別件逮捕され、『証拠がある!』と、刑事さんに詰められたけど、証拠だというのは、被害者らとのLINEのやりとりだけ。それに懲りて、強盗殺人容疑で逮捕された時は、拘置所の自分の房から出ない『出房拒否』で取り調べに応じませんでした」 房安氏は、今、こう振り返るが、この事件には2つの意味がある。 ひとつは、SNSのLINEが犯罪の有力な手がかりになったこと。 SNSで友人知人とつながり、その内容がビッグデータとして残される進化したネット社会を生きる現代人は、捜査当局に自動的に監視される存在でもある。これは、国会で審議されている「共謀罪」への危惧にもつながる。 もうひとつは、裁判員裁判やそれを前提とし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く