2020年東京五輪マラソン・競歩会場の札幌移転問題で、国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、東京都、日本政府による4者協議が1日、都内で開かれた。 混迷する騒動はついに最終局面。IOC調整委員会最終日となった同日の正午、IOCのジョン・コーツ委員長(69)、組織委の森喜朗会長(82)、山下泰裕副会長(62)、東京都の小池百合子知事(67)、橋本聖子五輪相(55)ら各団体・組織の主要幹部が勢揃いした。 鮮やかな紫色のスーツに身を包んだ小池知事は会議場に入室すると晴れやかな笑顔。各幹部と握手を交わしたが、協議がスタートすると厳しい表情に戻った。 冒頭、コーツ委員長から「会場変更の決定権はIOCにあること」「経費は東京都に負担させないこと」などの確認事項を伝えられた上で発言を求められた小池知事は「それではスピーチしていいですか。それともイエス、ノーだけ言えばいいですか?」とやや挑発的