日本では国家資格を持っている人以外は、仕事として他人の体にマッサージすることは禁止されている。アロマテラピーなど、海外で通用する資格を持っていても、日本では日本の資格を持たなければならない。 だが、実際には、資格を持たないスタッフが施術をする、マッサージ類似の施設があふれている。「リラクゼーション」や「癒やし」「ほぐし」を掲げたり、「足ツボ」「タイ古式」などの名前の付いた店は、繁華街に看板を並べ、健康ランドのような温浴施設や大型商業施設の中には必ずある。それが不調に悩む現代人の駆け込み寺になっている。 ちなみに、「リラクゼーション」や「リフレクソロジー(足の裏にある反射区を刺激していく足裏健康法。英国式などがある)」「足ツボ(リフレクソロジーと考え方はほぼ一緒。台湾式などがある)」「ボディーケア」などをうたうチェーン店が登場したのは、今から15年ほど前。ストレス社会を反映してか、急激に