ことし9月、千葉県松戸市で住宅から逃げて通行人などをかんで、警察官に射殺された犬の飼い主について、警察は犬の適切な管理を怠ったとして、過失傷害などの疑いで書類送検しました。 その後の警察の調べで、犬は首輪のプラスチック製の留め具が壊れたため逃げていたことが分かり、警察は適切な犬の管理を怠ったとして、飼い主の71歳の女性を過失傷害と千葉県動物愛護条例違反の疑いで千葉地方検察庁松戸支部に書類送検しました。 警察の調べに対し女性は、「丈夫な革製の首輪を使っていたが、首回りの毛が抜け始めたのでかわいそうだと思い首輪と留め具を変えた」と話しているということです。 警察官が犬に発砲したことを巡っては、「銃を撃ちすぎだ」という批判が相次ぎ、千葉県警察本部はすべての警察署に動物を捕獲する網を備えるなどの対応をとることにしました。