世界中で激化するスマートフォン戦争。どのメーカーもしのぎを削るなか、台湾の現地法人である台湾サムスンが学生アルバイトを使って、インターネット上に現地企業 HTC の商品を中傷する書き込みを行っていた。 この問題はかねてより指摘されていたが、台湾の公平交易委員会(公正取引委員会に相当)が調査に乗り出し、2013年10月24日、台湾サムスンに対し約3300万円の罰金を命じていたことがわかった。 ・競合メーカーを中傷する書き込み 公平交易委員会の発表によると、台湾サムスンは現地業者に委託して、インターネット上に「消費者の声」として自社製品を褒め、競合メーカーであるHTCの製品を中傷する書き込みを行っていたそうだ。書き込みを行っていたのは、学生アルバイトであったという。 ・書き込みは2007年頃からか 台湾サムスンと現地業者によるインターネット上の「やらせ」は2007年頃から行われていたとされてい