2012年1月9日、台湾のEMS(電子機器受託生産)大手、フォックスコン(富士康)の湖北省武漢工場で100人余りの従業員が賃上げを求め、屋上に立てこもる騒ぎが起きていたことが分かった。米華字サイト・多維新聞が伝えた。 騒ぎの発端は今月2日、マイクロソフトのゲーム機「Xbox 360」が生産停止となり、配置転換を余儀なくされた従業員が集団で賃上げを求めて座り込みを行った。これを受け、会社側は(1)1カ月分の補償金を支払う代わりに労働契約の解除に同意する、(2)配置転換に従い、即刻持ち場に戻る―のいずれかを選ぶよう求めたが、これに反発した100人余りが工場の屋上に立てこもり、「賃上げに応じなければ飛び降りる」と抗議した。 同市の唐良智(タン・リアンジー)市長が駆けつけ、従業員らを説得。午後9時(日本時間同10時)ごろになり、事態はようやく収束した。フォックスコン側は「彼らの月収は2800元