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selfと文学に関するtakigawa401のブックマーク (1)

  • 「私、実は話せるんです」その魚は言った。 - ミッションたぶんPossible

    「私、実は話せるんです。」その魚は言った。私は最初、何が起こったか分からなかった。振り向いたそこには、水色のバケツの中で魚が身をわずかにくねらせていた。 釣りは夫の趣味だ。仕事は忙しいが、たまの晴れた休日にこうして釣りに行くことを楽しみにしている。時にはこの日のように私も付き合うが、もっぱら見学専門で、木陰でを読んでいることが多い。魚も夫が先程釣り上げたものだ。その夫はエサを切らして車に取りに戻っている。時間を考えてもこの日唯一の釣果になりそうだが、夫はギリギリまで粘りたいらしい。 「私、実は話せるんです。」もう一度その声は聞こえた。耳から聞こえてきたものでは無かった。頭の中に直接響いたような声。いやそれとも違う。男とも女とも取れない、子供とも大人とも老人とも取れない、そしてそれらのどれとも取れる声。直接脳内に情報を放り込まれたような感覚。魚は私を見てはいない。先程から変わらずバケツの壁

    「私、実は話せるんです」その魚は言った。 - ミッションたぶんPossible
    takigawa401
    takigawa401 2010/07/12
    ショートショート。蛸のパウルをインスパイア?
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