京セラ株式会社は6月10日、独自の物体認識AI技術を活用することで、1台のカメラで重なり合った複数の商品をすぐに認識できる「スマート無人レジシステム」を開発したと発表。新規商品登録時の学習時間を従来の方法に比べ、大幅に削減できるという。 本システムによる商品認識の様子 本システムは、独自開発した物体認識AI学習データ生成技術を活用し、商品が重なり合ったり、商品を手に取っていたりする場合でも、高精度な画像認識を実現する。独自開発した物体認識AIアーキテクチャを活用しており、本システム1台で約6000種類以上の商品を登録し、認識できる。 新規商品を登録する際、従来システムは登録済商品を含む全商品を再度学習する必要があるのに対し、本システムは新規商品だけの追加学習で済むことから、学習時間が大幅に短縮可能だ。 現在、セルフレジや無人AI決済システムの導入が進んでいるが、バーコードスキャンが必要なセ