街を瞬時に立体データ化 専用車で走るだけ 三菱電機 三菱電機は23日、専用の車で街の中を走るだけで瞬時に市街地の立体(3D)データをつくれるシステムを発表した。災害時に被害の状況を素早く把握したり、車の自動運転に利用できる立体地図づくりに役立てたりできるという。 車の屋根に、GPSのアンテナや、周囲の地形を測定するレーザー装置をつけた車を使う。GPSで測った車の位置と、レーザーで測った道路や建物の状況をコンピューター上で組み合わせることで、すぐに3Dの画像データを表示したり、過去のデータと比較したりできる。 レーザー計測は現在も測量で使われているが、GPSの位置情報と組み合わせるのに時間がかかり、3D画像をつくるのに半日程度必要だった。今回、必要な情報を優先的に計算して組み合わせられるようにして大幅に処理時間を縮めた。 測量会社や警備会社への販売を見込む。今後3~5年で、測定機器を