「カメラで食材を識別して、適切な温度と調理時間を自動設定するオーブン」「ユーザーを追いかけながら撮影するカメラ搭載ドローン」――。米国で最近、このような未来を感じさせる商品の予約販売が次々と始まっている。 米サンフランシスコに拠点を置くスタートアップの米Juneは2015年6月9日(米国時間)、温度や調理時間をコンピュータが自動設定するというオーブン「June Intelligent Oven」の予約販売を開始した(写真1)。価格は1495ドルで、2016年春に出荷を開始する予定だ。 June Intelligent Ovenは、カーボンファイバー製の電熱線を備えただけの単純な「オーブン」だ。調理方法としては「焼く」「温める」しかできない。日本で普及する「オーブンレンジ」のように、電子レンジの機能を備えているわけではない。その代わりにJune Intelligent Ovenは、様々なカメ