ーー 地方から上京した人が東京で物件探しをすると、思ったより狭く感じることがありますよね。 藤:そうなんです。もともと自然に囲まれた秋田の一軒家で育ったわけですから、そこをベースに考えると、暗くて狭い部屋は苦手で、明るくて広い部屋が好きですね。 ーー演歌歌手として一気にテレビ出演が増えた時期に住んでいたのは、どのような物件でしたか? 藤:紅白デビューから3年後に、思い切って「芸能人らしいマンションに住もう!」と、3LDKの千駄ヶ谷のマンションに引越しました。原宿エリアだったんですけど、当時は近くにコンビニやスーパーがなくて。生活するのには不便で、そんなに長くは住みませんでした。 ーー失敗も経て、今は部屋を決める際は、何を重視するんですか? 藤:大きな窓です。朝起きてすぐに部屋の空気を入れ替えて、深呼吸すると、気持ちがぱっと明るくなるんです。西日が当たる窓は極力小さい方がいいですけど、日差し