読書が、やや小説モードになっていたときに、本屋に平積みになっていたので、32歳*1にして初めて手に取った。つくづく何故今まで読んでいなかったのか疑問。 平積みになっていた4種類の『星の王子さま』のうち、特に考えることなく、新潮文庫を選んだのだが、そもそも、数種類の『星の王子さま』が並ぶ理由は以下のとおり。 日本では岩波書店が独占的な翻訳権を有していたが、原作の日本での著作権保護期間が2005年(公式サイトによれば2005年1月22日)に満了したことを受け、論創社・宝島社・中央公論新社等の数社から新訳が出版された。 並んでいたのは、倉橋由美子訳(宝島社)、池澤夏樹訳(集英社文庫版)、石井洋二郎(ちくま文庫)で、、訳者の親しみやすさ(個人的知名度)からいえば、前2者のどちらか、特に『スティルライフ』に感銘を受けた池澤夏樹訳のものを選ぶような気がするが、そのときは、縦書き/横書きと、挿絵の入り方