大阪市長選が8日告示され、5日告示の同知事選と併せた大阪W選挙(22日投開票)が本格的に幕を開けた。 12月の任期満了を持って政界引退を表明している大阪維新の会の橋下徹代表(46)=大阪市長=は、維新候補とは離れ、「維新の弱いところを回ります」と5月の大阪都構想の住民投票で反対多数だった地区を1人で回ることに時間を割いた。 橋下氏は、聴衆に「8年間、ありがとうございました」と頭を下げる一方で「辞める前に言わせて。僕もミサイル男になって、やり過ぎはあったけど、過去のデタラメな自民党や共産党の政治よりはマシだと思ってます」とパネルを使って、知事、市長としての8年間の改革などを40分にわたって解説。 反維新陣営を「東京では対立している自民、民主、共産が、橋下が嫌いという1点で手を組んできて、めちゃくちゃですよ」劣勢を訴えた。 反維新陣営の府知事候補の元自民府議・栗原貴子氏(53)=自民推