KJ法。 雑多な情報を分類し、関連性の中から発想していくこの手法を、大学や新人研修などで学んだ人も多いだろう。 付箋に書き出し、分類し、グループごとの関連性に線をつけ文章化する。 そのシンプルさから、KJ法を知らずとも無意識にやっている人も多いと思う。 とあるプロジェクトの振り返りの場で、業務上の課題を洗い出し、ファシリテーターの呼びかけで付箋をグルーピングしはじめた。 (グルーピングすることで解決策が出やすくなると思ったのだろう) みんなで分類を終えたそのあと... 訪れたのは沈黙だった。 白板の前に棒立ちで沈黙しているメンバー。 明らかに焦るファシリテーター。 分類はできた。 ただ、そこから何を解決したらいいか全く見えない。 どのグループに課題が多いか、くらいの議論しかできない。 関連性も見えてこない。 結局、ファシリテーターが半ば強引に結論づけたが、あきらかにメンバーがついてきていな