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ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (9)

  • 無線と固定を隔てるものは「技術」ではなくて「人」 - michikaifu’s diary

    無線展示会「CTIA」に来ている。今日はまだpre-showなので、人もまばらで快適だ。 といっても、もう昨日から仕事は始まっていて、いろいろ人と会って話を聞いたりしている。まーちょっと、こりゃー大変だなー、と思うところもあって、これは説明するのが大変なのでまた改めて書くけれど、それにしても、無線の世界ってへんてこりんなところだな、と思う。 FMC、という言葉がある。Fixed Mobile Conversion、固定・携帯統合サービス。使う人によって勝手な使われ方もしていて、私のイメージとしてはきわめてヨーロッパの考え方のように思う。でも、この用語は使わないにしても、固定と携帯の統合、というテーマは日でもアメリカでも、皆期待をもって取り上げている。どういう形で実現するかは、皆それぞれ違うイメージを持ちながら、同じ用語で話していたりするのだが。 で、かつて細分化されてベンチャーや独立系が

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  • どっちつかずの子供になれ! --- 私が子供をアメリカで育てようと決意しつつある理由 - michikaifu’s diary

    以前、人生の先輩でありお世話になっている方から、「子供をそろそろ日に連れて帰らないと、どっちつかずの子供になってしまう。それはやめたほうがいい。」と親身にご忠告をいただいたことがある。それで、ずいぶん迷った。その方のおっしゃっている意味はよくわかる。私自身、アメリカでどうしても外国人としての見えない壁をいつも意識していることもあり、この子達は、どうなっていくんだろう・・と不安にもなった。 しかし、その後、親の都合もさることながら、子供の様子を見ていて、やはりアメリカで育てるのがいい、と最近は納得しつつある。その大きな理由は、このブログにも何度か書いたように、上の子に軽い学習障害があり、そのための受け入れ体制やリハビリの手法が、アメリカの学校のほうが日よりもずっと整っている、ということがある。でも、たとえそういった特殊事情がなかったとしても、「学習障害の子対策」に表れているような、社会全

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  • トップSNSの天井と「ネットワークの外部性」 - michikaifu’s diary

    数日前に森祐次さんが、日と米国・韓国SNS文化の違いを書いた記事が人気になった。特に、韓国では意外に携帯からのSNSへの記事アップロードが少ない、という話が興味深かった。 日SNS利用はもう限界なのか - CNET Japan でも、もしかしたらSNSの「最大サイト」の頭打ちの予感は、アメリカでも出てきているのかもしれない。今朝のSan Francisco Chronicleで、よりニッチを狙ったSNSベンチャーを紹介する記事が載ったが、その中でこんな話がある。 Few are claiming this is the beginning of the end for MySpace, the signature social networking site that has upwards of 150 million profiles on its site and hoste

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  • ネット映像配信のビジネスモデルが、ついに出現しつつある、のかなぁ〜 - michikaifu’s diary

    テック系ポッドキャスト「Inside the Web」で、先週はYouTubeの創業者兼CTO、Steve Chenのインタビューがあった。この番組のインタビューは毎回なかなか面白く、また数少ない女性のテック専門キャスターでもあるので、ひそかに応援しているのだが、今回はまた格別面白かった。 YouTubeは、ご存知、無料映像配信サイトである。Flickrの動画版とよく称される。少し前に、有名なコメディ番組「Saturday Night Live (SNL)」の違法クリップがYouTubeで流され、SNLを作っているNBCが抗議したという件で、ますます有名になってしまった。 で、お決まりのナップスター状態全面戦争になるかと思いきや、そうでもない。さすがに、人間は学習する。このインタビューでは、YouTubeが、いかにテレビ局や著作権協会と協力してやっているか、そのためにどんな技術的なしかけを

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  • Web2.0と対立する2つの世界(その2)なぜネット企業がいつまでたっても異端視されるのか? - michikaifu’s diary

    これはWeb2.0というより、1.0の人たちも含めてネット企業全般に言えることだ。ライブドア騒ぎのおかげで、「ネット企業」と言えば「アブク銭」「ヒルズ成金」みたいな扱われ方をされるようになってしまった。なぜそんなに手のひらを返すように変わるかといえば、味方が少ないからに違いない。なぜ味方が少ないかというと、一言で言えば、雇用への波及効果が低いからだ。 まず、ハードな設備投資をほとんどしない。その時代を担うトップ産業は、製品を売って稼ぐだけでなく、製品を作ったりサービスを提供したりするために、巨大な設備投資をして、裾野業界を潤し、スパイラル的に雇用を創出して、その雇用者は消費者となって製品を買うという、経済規模を拡大再生産する役割を期待されている。自動車産業しかり、電話産業しかり。たとえば、先日の日経に、今年度の携帯電話向けのインフラ設備投資予測は約2000億円という話が出ていた。さっき読ん

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  • アンチ・パラダイス鎖国(その8)--- 問題は大企業のパラダイス鎖国 - michikaifu’s diary

    ある日の大企業の方とお話する機会があった。その方はアメリカで事業開発を担当されており、日側に状況を説明して理解してもらうのが大変、とこぼしておられた。よくある話である。私も経験がある。私がNTTにいたのは、まだNTTに国際事業が許されていない時代から、ようやく許された初期の頃にあたる。 NTTにはいった当時、特にそれを強く感じたのは、その前に勤めていたホンダとの落差が大きかったからだと思う。ホンダは、海外、特にアメリカでの販売が生命線だったので、意思決定をする立場にある人は、アメリカの状況にはよく通じていた。私が担当していたマイナーな中南米ですら、その市場のことをよく知って、情報を常に入れて、相当に感情移入までしている人が社内にたくさんいて、その人たちが意思決定やオペレーションの重要な部分を担っていた。だから、話を持ち込んでもまずは少なくとも興味をもって聞いてもらえたし、ダメならダメで

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  • レゴって、実はすごい次世代テクノロジー・エンタメ企業かも・・ - michikaifu’s diary

    今日からラスベガスでCES(Consumer Electronic Show)をやっている。その関係でいろいろ記事が出ている。その中にこんなのがあった。 2006 International CES:LEGOの新世代ロボットはBluetooth対応 - ITmedia NEWS 私の子供の頃の記憶では、レゴというと、四角いブロックの上品な教育玩具、というイメージがあるのだが、最近は全然違う。いわばプラモデルのように、マニュアルに沿って組み立てると複雑な形のモデルができあがるというセットが中心である。 「スターウォーズ」に代表される、ブランド・ライセンスのシリーズもあるが、たとえば「ジュラシック・パーク」に似た、恐竜とそれを攻撃するヘリや自動車のセットとか、ロボットとも地底の怪物ともつかぬ「バイオニクル」シリーズなど、独特でユニバーサル(社は確かデンマークだったと記憶している)な魅力のある

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  • ブロードバンド、著作権と経済の雑感(その1)- ソニーrootkit事件へのシリコンバレー的感想 - michikaifu’s diary

    それにしても、ソニーはすっかりミソをつけてしまったものだ。例の、コピー防止用にrootkitを組み込んだCD、という事件である。これで、シリコンバレーでは「マイクロソフト」「ディズニー」と並ぶ、悪役3人組に名を連ねてしまった。ただでさえ、このところの業績悪化ですっかりイメージダウンしているところへ、まさに泣きっ面に蜂である。なまじ「ソニー」のブランドが浸透しているため、音楽CDの問題であるのに、「ソニー憎けりゃPS2も・・」ということにもなりかねないし、問題を修正(完全には解決できない)するためのパッチを出したのだが「そんなもの信用できるか」と言われてしまう。 シリコンバレー人は、みんながみんな、違法コピーを奨励するハッカーなのではない。私の愛用しているpodcasting番組、TWIT(This Week In Tech)の出演者達は、皆生粋のgeekたちだが、ライターとして書くことを商

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  • ブロードバンド、著作権と経済の雑感(その2)- 著作権から経済のエコシステムへと続く妄想 - michikaifu’s diary

    ソニーBMG問題の重要ポイント ソニーBMG問題では、次々と炎上ネタが出てきて、当地では毎日新聞が賑わっている。カリフォルニアとテキサスの集団訴訟で、そろそろ日でも報道が出てきているようだが、相変わらず扱いは小さいようだ。 この話に関して、「著作権保護」の観点から、ソニーへの同情論まで聞こえる、といった話を聞いた。新聞が同情的なのも、同じ流れなのではないかと思う。それは、それ、別の話。この事件のポイントは、そういうことなのではない。全然、違う。 それは、「こういうソフトがインストールされますよ、されたらこれこれこういうことをそのソフトはしますよ、こういうリスクが発生しますよ、除去はできませんよ、それでもいいですか?」という情報開示が、CDを買ったユーザーに対してされていなかったことだ。開示されないどころか、わざとこうした動きを隠すような仕組みにしてあった。訴訟でも、この点が問題とされてい

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