世界各国で、子宮頸がんの撲滅が現実味を帯び始めています。 「スコットランドやノルウェーで13歳までにHPVワクチンを接種した世代の子宮頸がん発症例がゼロになった」 子宮頸がんの原因、ヒトパピローマウイルス(HPV)の研究者は「HPVワクチンに子宮頸がんの予防効果があることは疑う余地がなくなった」と話します。 一方、日本では2013年からHPVワクチンの接種率が著しく低下。国内外の専門家は今後、救えるはずの命が救えない事態が起きるのではないかと、危機感を募らせています。 (首都圏局/ディレクター 藤松翔太郎)