昨日観た『おおかみこどもの雨と雪』を扱ったシネマハスラーのポッドキャストを聴いた。(以下敬称略) リスナーの評価は7(賛)3(否定)ぐらいで、好評不評は極端に分かれたらしい。 宇多丸はほぼ全肯定的な評価で、特にアニメーションならではの長いスパンの成長の描写と、きめ細かいディテールを賞賛していた。 肯定派の評価ポイントは、 「絵がきれい」 「きめ細かなディテールが豊かな奥行きを感じさせる」 「主人公に共感し、感動した」 等々。 かたや否定派のマイナスポイントは、 「物語がご都合主義」 「主人公(母親)が完璧すぎ」 「物語が説明不足」 等々。 自分は否定派に入る。 確かに本作はこの尺のアニメとして良くできていると思う。 絵の美しさ、おおかみこどもの可愛らしさ、四足歩行の動物視点での疾走描写、台詞以外で情報を提示する手際のよさ、日常的なアクションの自然さ、声優陣の好演…どれもアニメとしてかなりの