第一生命保険による08年の「大人になったらなりたいもの」調査で、「水泳選手」が男子の7位となり、89年の調査開始以来、初めてトップテンに入った。昨夏の北京五輪で金メダルを取った北島康介選手ら競泳陣が、注目を浴びた結果とみられるという。 昨年7〜8月に全国の小学生以下を対象におこなったアンケートから、962人分の回答を分析した。 男子の1位は「野球選手」で5年連続だった。17%の支持率はここ5年間で最も高く、米メジャーリーグなどで日本人選手の活躍が続いている影響とみられるという。 女子の1位「食べ物屋さん」は12年連続。支持率は18.1%で、このうちの3割弱が「パティシエ」と記入していた。 20年間の推移をみると、女子では「客室乗務員」が95年、「花屋さん」が06年にそれぞれトップテンから外れたほか、男子では「サラリーマン」がバブル経済末期の91年を最後に姿を消している。(志村亮)