編集者ってどんな仕事なんだろう・・・そんな疑問に答える本を読みました。 弱小出版社の編集の姿を本人が漫画で描いた『重版未定 弱小出版社で本の編集をしていますの巻』(川崎昌平作)と、漫画編集者のインタビュー集『“天才”を売る 心と市場をつかまえるマンガ編集者』(堀田純司著)です。 両書とも「編集者」の姿を描いていますが、ほぼ対極といっていいほど見え方が違う一方で、根底では通じ合っており、2冊を読むことで編集者の「今」がリアルに見えてきます。(以下、ネタバレありです) www.amazon.co.jp www.amazon.co.jp 「重版未定」が描く、出版不況下の編集者の厳しさ 『重版未定』は、弱小出版社の編集者が自ら描いたという漫画です。シンプルで温かい雰囲気のイラストで、シビアな出版業界の姿が描かれています。出版点数を稼いで何とか食いつなぐ、自転車操業な出版社の様子です。 編集長「お前