デュアルライフ(二拠点居住)、多拠点居住など、一つの家にとらわれない暮らしを楽しむ人が増えてきた。関心を寄せる人の多くは20〜30代、俗にいうミレニアル世代だ。デジタルネイティブともいわれ、多様性を尊重し“モノよりコト”型の消費を好むとされる。これが住まいにも訪れようとしている。複数拠点での生活を実現する、3つの定額制居住サービスを紹介する。 多拠点生活を叶える3サービス 家を持たない暮らしに関心を持つ人や、複数拠点での生活を楽しむ人が20〜30代を中心に増えてきた。リクルートは「2019年のトレンド予測」で、都心と田舎の二拠点生活(デュアルライフ)を積極的に楽しむ「デュアラー」を挙げ、2018年には約17万人がデュアルライフを開始、意向者は1,100万人に及ぶと推計する。 デュアルライフ、はたまた多拠点生活を実現するには、まず「家」の問題は外せない。従来は、持ち家にせよ借家にせよ一つの家