スマートスピーカーが日本でも販売されるようになったことで、「声で操作する家電」が今年は増えることが期待されている。 一方、スマートスピーカーについて「さほど賢くない」との評判も聞こえてくる。声で操作する家電の本質はどこにあるのか? 今年登場する音声対応家電は、どのような部分が支持され、実際に伸びようとしているのだろうか。 家電連携につきまとう「面倒くささ」という課題 アメリカでは、日本より一足先にスマートスピーカーが普及している。そのため、今年のCESでは、スマートスピーカーと連携する家電が多く展示された。音声で様々な家電のオンオフをしたり、エアコンの温度を調節したり、電動カーテンを動かしたりする機器が目立った。それはそれで、まあ確かに便利ではあるだろう。 だが、筆者は一方でこうも感じたのだ。 「設定、めんどくさそう……」 スマートスピーカー連携が抱える、現在の問題点は「面倒くささ」だ。ど