お題「#この1年の変化」 はる君は、この1年で劇的な変化があった。 最後の手術であるフォンタン手術が無事に終わり、ながらくお世話になっていた酸素療法が終了したことだ。 今だからこそ言えるけど、本当〜に大変だった。 どこに行くにも酸素ボンベを引きずって(あるいは背負って)行かなくてはならない。 いやもう、想像してみてほしい。 歩き始めた楽しさを知った子どもはどこにでも行きたがるのを、常に後を追っていた。 体力のないはる君はすぐ疲れるので、3歳になっても抱っこ紐での抱っこは欠かせなかった。 酸素ボンベを背負い、はる君を抱っこすると、ボンベとはる君の重みが肩にのしかかる。 家の中でも酸素を繋いでいるので、行動が制限されていた。 特に危ないのがキッチンだ。 酸素は助燃性があるため、火気厳禁なのである。 料理中ははる君をキッチンに近づけないよう神経をとがらせていた。 バースデーケーキのろうそくを吹き