コンシューマ向けのローンチが始まった米Microsoftの最新OS「Windows Vista」に対し、欧州の業界団体European Committee for Interoperable Systems(ECIS)が「その狙いは独占的立場の乱用をインターネット分野へ拡大することにある」と抗議している。ECISによると、Microsoftは2004年3月に欧州連合の下した独占禁止法違反の際の相互運用性をいまだ実現しておらず、Vistaでも同じ戦略をとっているという。 ECISは欧州ベースの非営利団体で、米IBM、フィンランドNokia、米Oracle、米Real Networks、米Red Hatなどが参加メンバーに名を連ねる。相互運用性の促進を目的に1989年に設立されている。 ECISが1月26日に発表した声明文によると、MicrosoftはVistaでもこれまでと同じように独占的地