顔見知りの女子中学生宅の呼び鈴を押して逃げる「ピンポンダッシュ」を繰り返したとして、京都府警下鴨署は3日、府迷惑行為防止条例違反(押しかけ行為の禁止)容疑で、京都市左京区のアルバイト店員の少年(18)を書類送検した。同署によると、こうした行為に対する同条例での立件は初めて。同署は「今回のケースは特定個人への悪意がこめられているため、悪質だと判断した」としている。 調べでは、少年は昨年11月27日深夜から28日未明にかけての約3時間、5回にわたり同区内の中学3年の女子生徒(15)宅の呼び鈴を押して逃げたほか、12月1日深夜にも4回にわたって同様の行為を繰り返した疑い。 少年は「女子生徒が自分のことを『先輩風を吹かしている』と言いふらしていると聞き、仕返ししようと思った」と話しているという。