市のPTA役員らが学校選択制について討議。「ほとんどが賛成」という市長の実感とはうらはらに、賛否は分かれた=大阪市北区の市生涯学習センター 大阪市の橋下徹市長が「保護者の大半が賛成している」と実現をすすめる学校選択制。居住地にとらわれず学校を選べることを歓迎する保護者は多いとされ、小学校では約240、中学校で約180の自治体が選択制を実施している。だが大阪市のPTA協議会が23日、初の勉強会を開いて先進地の東京都の事例を詳しく説明すると、保護者から「思ってたのとちゃう」という声が相次いだ。 ■PTA役員ら対象に勉強会 学習会は、市内のPTA役員ら83人を対象に開いた。市教委がまもなく保護者の意見を集約すると聞いたため、先行事例を元に、メリットとデメリットを整理しておこうと考えたという。佐竹義久会長(37)は「影響を受けるのは子どもたち。やる以上は、だめやったからすぐやめるという混乱を避