この記事はソフトウェアデザインに寄稿した内容が元になっています。 初出: 技術評論社刊『ソフトウェアデザイン 2016 年 4 月 号 今すぐ実践できる良いプログラムの書き方 C#編 言語機能の進化から学ぶ「良いコードの書き方」 概要 プログラムの「良い書き方」は時代とともに進歩しています。そして、それが定着するとともに、プログラミング言語にも「良い書き方」をサポートする新しい構文が徐々に追加されていきます。 ここでは、C#のプロパティ構文を例に、「良い書き方」とともに言語構文が進歩していった過程を紹介します。 プロパティは、クラスの実装側にとってはメソッドのような振る舞いを書け、クラスの利用側にとってはフィールドの読み書きのように書けるメンバーです。 C#のプロパティ構文は、C#のバージョンアップに伴い何度か機能追加されています。時とともに徐々に、より良い書き方や、典型的な書き方が明らか