世の中には、絶えず不倫に関する話題が溢れている。 不倫SNS「アシュレイ・マディソン」のハッキング&情報漏えいも記憶に新しい。 不倫を肯定すればアンチ不倫が燃え上がり、否定すれば不倫経験者から「そんなお前もいつ不倫するかわからない」と呪いをもらう。どっちの論調にせよ、不倫を扱えばだいたい注目されるご時世だ。 そんな中、『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』(光文社新書)が発売された。著者は坂爪真吾。「性の公共」「性の健康と権利」を実現するべく活動している一般社団法人ホワイトハンズの代表理事だ。性を推進する立場をとるこの著者は、不倫問題をどのように扱うのだろう? ■第1部 不倫学入門 第1章 現代社会における不倫の現実 第2章 不倫を学問する 第3章 不倫を歴史で考える ■第2部 不倫ワクチンを開発せよ 第1章 職場環境と人間関係の整備 第2章 夫婦関係や家庭を壊さない婚外セックス