ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (14)

  • 「毒」の含有量 - チェコ好きの日記

    かつてマザー・テレサは、「世界平和のために、私たちは何をするべきでしょうか?」と問われたのに対して、「家に帰って、家族を大切にしてあげなさい」と答えたという。実は私、この考え方にはけっこう前からあまり賛同できなかった。 これは屁理屈じゃないよ、じゃあさじゃあさ、たとえばだけど、たとえばだけど〜〜! 「家にナイフを持った強盗が入ってきたので、自分と家族の命を守るため、強盗を銃で撃ち殺しました」は「家族を大切にする」に含まれますか〜!? みんな、それぞれの正義がある。でも、それぞれの正義を思い思いに貫き通すと矛盾が生じるから、今の世界は平和じゃないんだ。家に強盗*1が入ってきて自分と家族の命が危ういとき、どういう行動をとることが「家族を大切にする」ことになるのかなんて決められないだろう。家族を大切にするのもだいじだけれど、カート・ヴォネガット風に言うならば、「だけどもう、それだけじゃ足りないん

    「毒」の含有量 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2018/05/25
    私は「世界のため」と称して身近な人や家族を犠牲に出来る人を信用できない。マザーテレサが言ってる事もそういうことかな,と思っている。
  • 「大好き」を叫び続けたら夢は叶う……の? まじで? - チェコ好きの日記

    私のまわりだけかもしれないが、「好きなもの(人、こと)があるなら、それについて積極的に発信していったほうがいい」といった内容のことを、たびたび言う人がいる。ていうか、私自身もどっかで言ってたかもしんない。 上のようなメッセージに関して、私は賛成したい気持ちが7割だ。だけど実をいうと、批判したい気持ちも3割くらいある。そして、賛成したい気持ちについて、つまり「好きなもの(人、こと)について積極的に発信し続けることのメリット」については、他の人がすでに散々言ってくれている。だから今回の私は、3割ほどある批判したい気持ちのほうを書くことにしよう。 一応メリットについて触れると、私のまわりでよく聞くのは、まず好きなもの(人、こと)について発信し続けていると、それが人や製作者に届いて励ましのメッセージになる可能性があること。次に、「◯◯に詳しい、△△が好きなホニャララさん」というアピールができるの

    「大好き」を叫び続けたら夢は叶う……の? まじで? - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2018/03/09
    なるほどとは思ったが,「好きの表明」はフィルタみたいなところもあるので,通じる人にだけ言えばいいかな?という気はする。
  • 「語られて」しまうもの、あるいは編集された人生 - チェコ好きの日記

    インタビュー記事、取材記事、といった類のものがある。数は多くないけれど、私自身も、インタビュー「する」側「される」側、ともに関わったことがある。これらの機会をあたえてくれた人たちに、感謝している。 これらの記事には、大きく分けて二種類あると私は思っている。一つは、「人(インタビュイー)にとって名誉なことがクローズアップされているもの」。そしてもう一つがその逆の、「人にとって不名誉なことがクローズアップされているもの」だ。 自分自身に関していうのであれば、私は今のところ前者にしか関わったことがない。 「される側」として、ライターとしての経験やお金の使い方を聞いてもらって記事にしてもらえたことがある。「する」側として、汚部屋から一転、お掃除ブログを立ち上げて書籍出版に繋げた方や、業でバリバリやっている占い師の方に話を伺わせてもらったことがある。働き方とか、仕事論とか、あとは専門家にご意見

    「語られて」しまうもの、あるいは編集された人生 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2017/12/01
    文字,というか,そもそも観察され認識された時点で,それはもう真実とは違うものだと思ってる。不確定性原理みたいに。
  • 『夫のちんぽが入らない』ことはけっこうよくある - チェコ好きの日記

    話題になってからだいぶ遅れてではあるけれど、こだまさんの『夫のちんぽが入らない』を読んだ。今回はその感想である。 夫のちんぽが入らない 作者: こだま出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2017/01/18メディア: 単行この商品を含むブログ (21件) を見る 「普通のことができない」はけっこう普通 読み終わったあとに直感的に思ったのは、「これってけっこうよくある話なんだろうな」ということ。 もちろん、夫のちんぽが入らないことで困っている知人が私の身近にいるということではない。当はいるのかもしれないけど、少なくとも私はそのことを打ち明けられていない。そうではなくて、「夫のちんぽが入る」=「世間で普通とされていることの象徴」だとすると、普通だとされていることができなくて悩んでいる人はけっこういっぱいいるんだろうな、ということだ。 たとえば、先日読んだこちらのコラム。 私は松居一代のこと

    taro-r
    taro-r 2017/07/25
    本当に普通じゃない人は,自分は普通だと言いたがる…という言葉を聞いてから,自分は普通だというようになりました(w。
  • 「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記

    「ポスト・インターネット」とは、「インターネットとリアルがもはや区別されない、シームレスとなった環境」*1のことだそうです。6月号の美術手帖の特集が「ポスト・インターネット」だったので、今回はこれの感想を書きます。 美術手帖 2015年 06月号 作者: 美術手帖編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2015/05/19メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 現代アートは今、何を扱っているか 今回の特集では、NYの「ニュー・ミュージアム・トリエンナーレ2015」、東京の「世界制作のプロトタイプ」展などで紹介された作家の作品が誌面に登場していました。私もほとんど知らない人だったのですが、そのなかで面白かったのがアラム・バートールという人の作品です。 こんなふうに、オンライン上にしかないはずのGoogleマップのピンを、リアルな場所に突き刺してしまうんです。これねー、わかると思うん

    「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2015/06/09
    後半の表は良いまとめ。
  • もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - チェコ好きの日記

    岡田斗司夫さんのメルマガがけっこう好きで、毎朝配信されるたびに読むのが日課になっているんですけど、今回はそのメルマガと、最近読んだの感想です。私が考えた「芸術」というものの未来について、ぐだぐだと語ってみようかなと思います。 というわけで題ですが、以下は、「好きな美術作品はありますか?」という質問に対して、岡田さんがメルマガ内で回答した内容です。強調部分は私が勝手に太字にしています。 ニューヨークも行ったときに、メトロポリタン美術館へ行ったんだよ。まあ当に退屈で、一直線に入って、グーグルマップで見たら、メトロポリタン美術館の真ん中辺まで行ったから、一直線に帰ってきたんだよね。それぐらい、何の興味もない。 「上手な絵に何の価値があるの?」って思っちゃう。そんなものより、あるアーティストや工芸家たちが考えて、「こうやれば早く飛ぶんじゃないか?」「いっぱい人を乗せれるんじゃないか」「いっぱ

    もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2014/12/11
    いや,単純に私はラッセンが好きじゃないので…/私は芸術は作家性だと思っているので,複製でも作家性が残っていれば芸術。版画だって印刷だって芸術だと思う。機械がコピーしたものは,難しいね。
  • 東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記

    私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とあるを読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。

    東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2014/11/02
    書いているけど国立博物館の常設展は面白いよ。で,美術だけど,日本の代表する美術ってなに?と思った。個人単位なら岡本太郎とか東郷青児とか首都圏にある。
  • 「勝負パンツ」という言葉によって認識される世界 - チェコ好きの日記

    もしかしたら今夜はあんなことやこんなことが起こるかもしれない、という期待に備えて履いて出かける、とびっきりの下着。ときに人はそれを「勝負パンツ」とよびます。そしてこんなことを考えるのは私たち日人だけではもちろんなく、イギリス人でもアメリカ人でも中国人でもインド人でも、(たぶん)全人類が似たようなことを思いついているみたいです。 何でこんな話をしているのかというと、最近読んだコリン・ジョイス氏の『「ニッポン社会」入門』というがすごく面白かったからです。ジョイス氏は、イギリス生まれ・オックスフォード大学出身のジャーナリスト。彼が自国イギリスについて書いたもめちゃ面白いです。 「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書) 作者: コリンジョイス,Colin Joyce,谷岡健彦出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2006/12メディア: 新書購入: 14人 クリ

    「勝負パンツ」という言葉によって認識される世界 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2014/05/29
    面白かった。
  • 意識高い(笑)論争によせて スティーブ・ジョブズと、一休さん。 - チェコ好きの日記

    元の記事とあまり関係ない話になりそうなので、反則かな? と思いつつリンクは貼らないんですけど、最近ネット上で「最初の3年で仕事人生が決まる」という話題が盛り上がっていたようです。そこから派生したテーマである、「意識高い(笑)」「意識低い」論争みたいなのも一通り読んだんですけど、私はなぜか昔から、「意識高い(笑)」という言葉を聞くと胸がザワザワしてしまうという持病があるんですね。そこで今回は、この持病を克服するために、「意識高い(笑)」に関する私の見解を、ちょこっと書いてみようかなと思います。 「意識高い(笑)」が嫌がられる当の理由 まず、一般的にいわれている「意識高い(笑)」の定義を確認しておくと、こんなところになるでしょうか。 学生生活を人なりに実りあるものにしようと頑張っているが、周りから見ると痛々しくなってしまう学生の言動 意識の高い学生(笑)とは - はてなキーワード この定義

    意識高い(笑)論争によせて スティーブ・ジョブズと、一休さん。 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2014/03/28
    わかっちゃいるんだけど,無意識に相手を貶めようとする言動をやってしまうときがある。自分の主張をするために相手が反論できないように囲い込んじゃうときがある。やらないようにしてるんだけど,難しい。
  • この世に完全なるオリジナルは存在しない - チェコ好きの日記

    突然ですが、下の画像を見てください。 これは、チェコが生んだ奇才、ヤン・シュヴァンクマイエルの『ヴァイスマンとのピクニック』という短編映画の1ショットです。『ヴァイスマンとのピクニック』は、こちらのDVDに収録されています。 ヤン・シュヴァンクマイエル 短篇集 [DVD] 出版社/メーカー: 日コロムビア発売日: 2005/02/23メディア: DVD購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (39件) を見る で、次です。 これは、私が2008年にチェコに旅行に行った際、プラハ市内のお土産屋さんの入口で撮影した写真です。 上の画像と、似てません? 似てますよね?? この世に完全なるオリジナルは存在しない チェコ人の映画監督であるヤン・シュヴァンクマイエルという人は、独特の世界をもった映像を作る人です。そして私は、シュヴァンクマイエルが描く独特の映像世界は、彼が自力で、独力で

    この世に完全なるオリジナルは存在しない - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2013/12/28
    音楽とかも斬新なスタイルを産み出したという人が実はその時代,普通に巷に流れていた音楽を組み合わせたんじゃないか?と思うことはよくある。
  • 芸術家は露出狂 - チェコ好きの日記

    映画、美術、文学、演劇、その他何でもいいんですけど、とにかく芸術に関する批評などを書いている人がいた場合。 その人は、たぶん9割くらいの確率で、「当は自分も創作側の人間になりたかったけど、才能がなくて諦めた人」です。 「才能がなくて諦めた」はちょっと言い過ぎかもしれないけれど、芸術の“批評家”は、少なくとも1度は“創作側”を志した、もしくは経験したことのある人間が多いです。 何らかの理由で途中で創作側になることを諦め、“批評家”に転向したのです。 何を隠そう、私もそんな「才能がなくて諦めた」人間の1人。 詳しくは以前書きましたが、私小学生の頃は、将来マンガ家になる予定でしたので…… まったくどうでもいいことを学んでいた私の大学4年間について - (チェコ好き)の日記 そこで考えてしまうのは、そんな“芸術家(創作側)”と“批評家”を隔てているものって、いったい何なんだろうということです。

    芸術家は露出狂 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2013/11/18
    芸術家が露出狂という話は同意ですが,それが隔ててるもの?と思ったけど,批評家って見せられない人が多いのか…。あぁ,そうかも。
  • あなたの気になる作品があったらうれしい。私の好きな画家5選 - チェコ好きの日記

    いまさらですが、私は美術作品、とくに絵画が好きです。 美術作品やそれを制作した画家についてのを読んだり、美術館へ出かけることは前々から好きでしたが、そこで感じたことを書いて発散できるブログという場を見つけて以来、美術を鑑賞することがますます楽しくなってきています。 私の大学&大学院時代の専門は「映画」なので、映画に関してはボロが出たらハズカシイという思いもあり、書きたくても書けない部分があります(←ちいせぇ)。一方、美術は同じアートだけど専門外といえば専門外なので、制約を気にせず気楽に好き勝手書けるところも気に入っています。 それでも記事数としてはまだまだだと思っており、美術系のエントリを、今後もおもしろおかしくたくさん書いていきたいなぁと夢見ています。 私にとってそんな存在である「美術」なのですが、今回は時代と国をこえて、とにかく私の好きな画家を5人ほどあげてみようかと思います。 好き

    あなたの気になる作品があったらうれしい。私の好きな画家5選 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2013/10/30
    割と暗い感じのものがお好きなのかな?
  • それでもやっぱり耐えてほしい、「映画の耐えられない長さ」。 - チェコ好きの日記

    ブロガーのイケダハヤトさんによる、こんな記事を読みました。 映画の耐えられない長さ:上映中にスマホをいじる人たち - ihayato.書店 | ihayato.書店 一般的な映画は、だいたいどれも2時間前後の長さがあります。家でDVDを観るなら話は別ですが、映画館で映画を観るとなると、その2時間を、じーっと席に座って過ごさなければいけません。ポップコーンをべるくらいはアリだけど、隣の人と話したりしてはいけないし、基的に真っ暗なのでは読めないし、周りの人の迷惑になるのでスマホをいじるなんてもってのほか。だけど、その「2時間の拘束」に耐えられず、上映中にスマホをいじってしまう人がいる、というのがイケダさんの記事の内容です。 実はこれに対して、私もけっこう前ですが、同じようなことをブログに書いています。 僕は映画が見れない|メディアの未来と、映画祭と - (チェコ好き)の日記 そこはやっぱ

    それでもやっぱり耐えてほしい、「映画の耐えられない長さ」。 - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2013/10/22
    いや,できるからやるだけだよ。単純に映画館では携帯がつながらないようにすればいいんだと思う。我慢できない人は出て行けばいい。その結果見る人がいなくなったらそれまで。
  • まったくどうでもいいことを学んでいた私の大学4年間について - チェコ好きの日記

    局長 (id:kyokucho1989) さんの以下の記事を読んで、私も大学や大学院で学んだことを、思い出してみたくなりました。 四年制大学ってひどい!わけわからん教養を学ぶために大学でやってきたことをまとめる。 - マトリョーシカ的日常 私が大学生をしていたのは、2005年から2009年の4年間。 大学院生をしていたのは、2009年から2011年の2年間です。 現在は、2013年。 このあたりで思い出しておかないと、記憶が永久に葬られてしまう可能性があるので、記録として残しておきたくなったというわけです。 ちなみにプロフィールにあるとおり、私は「役に立たないことを学ぶ学部代表」として名高い文学部、それも芸術系の出身です。 大学の頃の話を、理系や法学、政治経済系出身の知り合いにしたりすると、いつも苦虫を噛み潰したような顔をされます。そして苦し紛れに彼らがいうことは、「ラクそうでいいね」。

    まったくどうでもいいことを学んでいた私の大学4年間について - チェコ好きの日記
    taro-r
    taro-r 2013/10/01
    こういうの流行ってるんだ。
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