かんぽ生命は日銀がマイナス金利政策を導入した影響で運用が難しくなっているとして、ことし8月から取り扱うすべての保険で、契約者に約束する利回りを引き下げることを決めました。 貯蓄性の高い商品では保険料を一部引き上げ、例えば40歳の男性が死亡した場合に300万円を受け取ることができる終身保険にことし8月以降入る場合、保険料は11.4%上がって月額で1万9110円になるということです。 一方、いわゆる、掛け捨ての保険と、高齢者が契約するすべての保険については、保険料を値下げすることにしています。 生命保険を巡っては、ほかの保険各社も一部の保険を販売停止にしたり、予定利率を引き下げたりするなど、貯蓄性の高い商品を見直す動きが相次いでおり、マイナス金利政策の影響が広がっています。