8月15日、解放記念日である「光復節」の式典で演説する文在寅大統領(写真:YONHAP NEWS/アフロ) (武藤 正敏:元在韓国特命全権大使) 文在寅大統領が、日本の輸出管理の運用後にとった対応、および光復節の際に行った演説は、文大統領の「やぶ医者」ぶりを露呈した。心臓病の患者に癌の治療を行っているようなものであり、誤った診断の結果、誤った治療を行い、病気をさらに悪化させているようなものだ。 それは、輸出管理の運用問題にきちっと対応していないこと、経済政策でその根本的原因を取り除くことなく、日本に責任転嫁しようとしていること、北朝鮮との経済連携で国民に夢を与え、失政の原因を隠していることなどである。 韓国は北朝鮮への制裁を遵守しているのか 日本のとった輸出管理の運用の変更、すなわち、フッ化水素など3品目を包括許可から個別審査に切り替える措置、韓国を「ホワイト国」からの除外する措置は、韓国