ソフトバンクモバイルは2006年10月30日,携帯電話番号ポータビリティ(MNP)の導入に伴うシステム障害に関する説明会を開催した。会見には,同社 代表執行役 社長兼CEOの孫正義氏と,同社 専務執行役 情報システム・CS統括本部長 兼 カスタマーサービス本部長の阿多親市氏が出席し,システム障害の原因と対策,MNPの反響,新料金プランなどについて説明した。 ●原因● MNP導入後,最初の週末となる10月28日には各種の申し込みが集中した。この申し込みには,MNP関連の処理だけでなく,新規契約,料金プラン変更,新料金プランなども含まれる。 携帯電話事業者3社間のMNP処理には,他社からのユーザー情報照会に対して120秒以内に応答するというルールがとり決められている。この際,ソフトバンクモバイルの業務システムが過剰な負荷状態となってしまったことから,この120秒ルールが守れなくなったのだという