生物学者で広島大(広島県東広島市)の長沼毅教授(56)が学生を暴行して負傷させたとして、東広島区検から傷害罪で略式起訴され、東広島簡裁が罰金30万円の略式命令を出していたことが9日、分かった。命令は1日付。 長沼教授は微生物などの研究で極地に出向き、「科学界のインディ・ジョーンズ」として多くのテレビ番組に出演している。 広島大によると、教授は3月に研究室に所属する男子学生と口論となり学生の足を払って3週間のけがをさせた上、顔に唾を吐きかけた。他の学生にも暴言を繰り返すなどしており、7月に休職6カ月の懲戒処分を受けている。 ▼【関連ニュース】長沼教授は、深海エイリアン「ダイオウグソクムシ」餌6年間も食べぬ生態にも詳しい… ▼【関連ニュース】児童の頭を定規たたき黒板に押し付け 愛知の教諭が体罰