常見陽平は『「意識高い系」という病』(ベスト新書)の中で「意識が高い人(笑)」ということばをあげている。もともと学生主体の就職活動イベントなどの謳い文句が「意識の高い学生たちが集まるイベントです」であったことから、これを揶揄するようなかたちでネットで使われ始めた。つまり、学生の就活にまつわることばなのだが、それが現在では一般にも使われるようになっているという。 特徴は、常見によれば1.やたらと学生団体を立ち上げようとする、2.やたらとプロフィールを「盛る」、3.全ては自己アピール、質問が長い、4.ソーシャルメディアで意識の高い発言を連発、5.人脈をやたらと自慢、そして利用する、6.やたらと前のめりの学生生活を送る、7.人を見下す、の七つ。こうした人物が「痛い」ということで、常見は「意識が高い人」「意識が高い学生」の末尾に(笑)をつけて批判している 意識高い系(笑)は社会性低い系(笑)かつ無