携帯電話の小型基地局を船上に設置、災害で陸上の基地局が壊れてしまった際のバックアップとして利用する、という実験をKDDIが広島県呉市で行いました。今回は、その実験に同行して基地局が設置されている巡視船くろせの内部や海上に停泊している船から出した電波を受信するテストを行っている様子を撮影することができたので、一部始終をレポートしてみることにします。 最初の取材場所は広島県呉市の港。 大きな地図で見る 小型基地局が備えられた海上保安庁の巡視船くろせの母港がある呉港湾合同庁舎に到着。 同ビルには海上保安庁の他に呉の税関支署などが入居。 「許しません白い粉・通しません 黒い武器」と書かれた横断幕は麻薬や銃器などの取り締まりと告発用に設けられた電話番号「密輸ダイヤル 0120-461-961」についてのものです。 呉港湾合同庁舎の前にある港はこんな感じ。 ◆巡視船くろせ 停泊中のくろせ(写真左手前)