数学通信, 第 4 巻第 1 号, 1999 年 5 月, pp.95–112. 数学の常識・非常識—由緒正しい TEX 入力法 小田忠雄 序 数学を印刷する際には, 長年にわたって培われてきた様々の合理的な慣習がある. これまで, 数学者は黒板やレポート等に手書きしたりタイプライターを使用するだけで, 印刷時の指定は 専門家 (copy editor) に任せていたので, これらの慣習に無関心でもあまり差し支えなかった. しかし, TEX を使用して作成したファイルを直接印刷に利用することも多くなってきた現在で は, 伝統に従って由緒正しく TEX 入力する必要がある. 最近, 権威ある出版社から出版される 数学書であっても, 慣習に無知な著者による TEX ファイルを, 印刷の専門家がチェックせずそ のまま印刷に使用したと思われるものが多くなっていて嘆かわしい限りである. 特に多い間
3ヶ月ほど積ん読になっていたTo Mock a Mockingbirdの9章を読んだ。KコンビネータとMコンビネータとLコンビネータが出てきた。10章でYコンビネータまで行くっぽい。 この本はパズルブック的な本なのだけど9章からの(表題にもなっている)TO MOCK A MOCKINGBIRDっていう一連のパズルがコンビネータ論理を下敷きにしているのだ。パズルの状況設定としては森と鳥の話。鳥は九官鳥のようなもので、話しかけると返事をする。カラスに「カモメ」って言うと「スズメ」って答えたりする。鳥Aに鳥Bの名前を言ったときに鳥Cの名前を答えることをAB = Cと表現する。ある鳥Aに鳥Bの名前を言ったときにBって返事することを「AはBが好き」と表現することにする。つまりAB = BのときAはBが好き。 いま、とある森には物まね鳥(Mockingbird)Mがいるとする。Mは鳥の名前を聞くと、そ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く