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インフレと米国に関するtbseizoのブックマーク (5)

  • 常に政治色が強かった資産ゴールド (前編) : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    年初来パフォーマンスで株式を猛追する金(ゴールド)について2の記事を用意してみた。1目の記事ではまず金(ゴールド)の金融商品としての歴史を振り返り、2目では2022年以降の金相場について考える。金は地球上で採掘量が限られている非常に希少な金属であり、希少性が金の価値を支える。これまでの6千年間で発掘された地上の金は競技用プール4個分と言われている。金は化学的に安定しており、腐や酸化しにくいため価値保存能力が高い。その上で、金は歴史的に多くの文化や地域で通貨や貴金属として受け入れられてきた。 前史・大陸東西の貨幣制度 ローマ帝国は多くの美しい金貨、銀貨を鋳造し後世に遺したことで有名である。帝国の貨幣制度は金貨と銀貨の併用(金銀複位制度)であり、これは銀(イベリア半島のイスパニア)、金(黒海沿岸のダキア)をそれぞれ帝国国内で産出できたため可能になった。銀貨(Denarius)が商業取

    常に政治色が強かった資産ゴールド (前編) : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
  • 米国の賃金インフレは何の疑念もなく減速 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    雇用者数が再び跳ねた「2024年の春」 米国の雇用にブログが注目しなくなって久しい。2023年中は新規雇用者数をNFP(Non-Farm Payroll、米国非農業部門雇用者数)で見てもADP雇用統計で見ても金融引締めの影響で低調さが続いた。しかし2024年春になるとどちらも盛り返しており、元々遠かった雇用の緩みがもたらす景気減速への望みが更に遠ざかった形になる。「2024年春の改善」は他の米国の指標とシンクロしたものであり、これだけ雇用が堅調だと労働市場の逼迫の解消は遠ざかり、賃金インフレが再燃して「Fedは早期に利下げできないのではないか」という懸念が再び持ち上がった。 JOLTSと失業率 もちろんそれは勘違いであり、雇用者数以外のどの指標を見てもインフレーショナリーにはなっていない。絶対水準はまだまだ低いものの、失業率は淡々と上昇している。正社員になりたいのにパートに甘んじている労

    米国の賃金インフレは何の疑念もなく減速 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
  • ブラックマンデーと高金利下のリスクプレミアム : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    直近の株式指数の値動きを最も綺麗に説明する切り口の一つが「S&P 500の債券化」であることに異論は既に少ないだろう。S&P 500のフォワードEPSから計算される益回り(フォワードPERの逆数)と10年国債利回りを比較したエクイティ・リスクプレミアム(ERP)はGFC後の全ての領域を下に抜け、GFC前の2000年代の水準と比較しても低くなっている。特に2023年に入ってからはこれが著しく、GFC前の200bpを抜けたと思ったら数ヶ月でわずか25bpまで縮小している。10年後に必ず返って来る安全資産である10年国債と比べてS&P 500で様々なリスクを取っても利回りが25bpしか増えないのである。 ERPの急激な縮小は、2023年に入ってから株式指数が国債をアウトパフォームし続けた、具体的には株式指数が債券ほど値下がりしなかった結果である。2022年はTLTとQQQが似たような値動きになっ

    ブラックマンデーと高金利下のリスクプレミアム : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
  • 超長期サイクルの終焉は近いのか?

    当サイトを停止してから1年あまりが過ぎた。 また、電子書籍『超長期サイクルが終わる時 – フィナンシャルポインター流 投資家研究』を上市してから1年あまりが経った。 ここでは当時の認識にどうした変化があったかを回顧したい。 当時の認識と比べ、私どもにとって最大のサプライズは何だったか。 それは、FRBの利上げ(と市場の期待の変化)だった。 実効FF金利 昨年5月末の時点で実効FF金利は1%にも満たなかったのが、今では5%を超え、市場にはさらなる利上げを予想する人さえある。 こんな高水準は予想しなかったし、ほとんどの人がそうだったはずだ。 理由は明白: あれほどインフレ到来を甘く見ていたFRBが、ここまでタカ派に振れるとは思っていなかった。 日ほどではないが財政悪化が進む米国で、財政収支を悪化させる大幅利上げが行われるとは予想していなかった。 資産効果を重視するFRBが、資産価格に大きな悪

    超長期サイクルの終焉は近いのか?
  • 米国の人手不足は緩和、賃金上昇率は低下へ ― 移民流入による労働供給拡大、インフレ率は2024年にかけて2%へ ―|日本総研

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