世界中で未解決な「ゴミ問題」に取り組むスタートアップ 2014年5月、福井県庁が県内の清掃活動においてソーシャルごみ拾いサービス「PIRIKA(ピリカ)」を利用することを発表した(福井県庁: ごみ拾いアプリ「ピリカ」を使用した清掃活動)。これまで同サービスを通じて、71ヵ国で677万個以上のゴミが拾われているが、行政・自治体との提携は初めてのことだ。 今回、この取り組みがはじまるにあたり、ゴミ問題や解決のアプローチ、福井県庁との提携などについて、ピリカ代表の小嶌不二夫氏に話を伺った。 ピリカが掲げるのは、「地球から不法投棄ゴミをなくす」こと。原体験は、小嶌氏が大学院を休学中に世界一周した際、世界中でゴミの問題を目にしたこと(詳細はこちら)。帰国後、環境問題にアプローチしようと試んだ。ゴミ問題に絞ってサービスをブラッシュアップし、テスト版を公開したのは、2011年5月のことだった。 「ゴミの