米国で人気のAIアシスタント「アレクサ」の仕事に、「実験のお手伝い」が加わりそうだ。科学者は、本来の設計意図とは異なる方法で商用テクノロジーを利用し、研究の効率化を図っている。 by Jamie Condliffe2017.07.06 33 5 1 0 アレクサ、滴定の次の手順は? 朝一番にスマート・アシスタントにこんな質問をする人はあまりいないだろう。だが科学者たちはほどなく、アマゾンの AIアシスタント「アレクサ」にこうした問いを投げかけるようになるかもしれない。ケミカル・エンジニアリング・ニュースが報じたところによると、微生物学者を妻に持つソフトウェア開発者ジェイムズ・ロードスが作り上げたスキル(アレクサで動作するアプリのこと)「ヘリックス(Helix)」は、研究室での実験に手を貸してくれるという。 考えてみれば理にかなった話だ。料理で手がふさがっている時に、アレクサに頼んでニュース